FX取引は長期保有にはあまり向かないという話

長期保有

 

FX取引では、外国為替・通貨を買い・売りによって取引します。

 

このFXでは、基本的に数か月以上ポジションを長期保有することはそれほどおすすめではないとは言われています。

 

(ただし、この考えは人にもよるとは思います)

 

株資産なら、デイトレードのような短期売買が目的でないのなら、中長期保有が基本線にはなります。

 

この株式投資などとは、FX取引が違うのはどういう点なのでしょうか?

 

 

長期的なトレンド(変化)が起こりにくい

 

理由のひとつに、外国為替にはそもそも長期的なトレンドが発生しにくいからです。

 

たとえば株なら、会社の将来性を買って会社が大きくなるまで保有するのがメジャーな投資法ですね。

 

もし会社が大化けすれば、株価は業績と一緒に何倍、何十倍という値上がりも期待できます。

 

しかし為替の場合は、国の絶対的な評価ではなく、あくまで相対的な信頼性で価格が決まっています。

 

また債券や金、ダイヤモンドなどの商品相場でもあって、需要と供給から価格が決まります。

 

通貨は株式のように、それ自体が成長して価値(値段)が上がっていく・・という性質のものでもないのですね。

 

また、国家という複雑な形態に明確な差を見出すことは基本的に困難です。

 

ある国の経済が発展すれば、ほかの国の経済もよくなり、逆もまたしかりですね。

 

結果的に、為替は1年を通して同じような価格帯を上下するだけの動きが多くなります

 

為替相場が1円動いたとか、また戻ったとか、その程度の変化である場合が多いのですね。

 

長期保有し続けても利益が出続ける・・ということがあまり期待できず、ある程度まとまった利益が出たら利益確定の売り(買い)で取引を締めます。

 

 

少額取引ではなおさら利益も見込みにくい

 

また、FX取引などの為替でも株式などと同様に、取引する金額の大きさで利益(損失)の大小は変わってきます。

 

少額しか取引しないなら、なおさら長期保有しても利益が出にくい・・みたいなことはあるでしょう。

 

FX取引の場合はレバレッジをある程度は利かせることもできるので、少額の運用でもより大きな利益を出すことはできます。

 

ただしレバレッジをかけるのは諸刃の剣でもあるので、損失が出る場合はより大きな損失になってしまいます。

 

FX取引はこういう性質でもあり、為替相場が大きく動きにくいこともあって、まったりした長期保有戦略よりは短期取引で細かく利ざやを出していった方がメリットも多いのでしょう。

 

またFXでは、ある程度以上は含み損が広がるとロスカットのような損切りも強制で行われる場合もあるので、株式投資での塩漬け株みたいなケースも起こりにくいです。

 

そういう面もあり、結果的にあまり長期保有になりにくいということはあるのでしょう。

 

ポジションを長期保有していくことはできますが、それも目的や戦略に沿って行われたりします。

 

 

大きなトレンドが発生する場合も

 

しかし、為替相場で必ず長期的なトレンドが発生しないというわけではありません。

 

大きなトレンドが発生するのは、特定の国が大胆な金融政策を継続した時くらいとは言われています。

 

また、何らかの事件・出来事が起こることで為替相場が大きく変化するような事態も起こる場合があります。

 

そういう場合、少なくとも短期的には為替相場は元には戻らないケースもあるでしょう。

 

ですから、もし長期保有を考えるならそういった政策変更のタイミングを見計らってうまくエントリーする必要があります。

 

あとはスワップポイントを狙った高金利通貨の保有もありますが、これはかつてリーマンショックが発生した時の暴落によって高いリスクが認識されています。

 

いずれにせよ、もしハイロー取引などFXに参加するときはレバレッジの管理と損切りの設定を欠かさずに行うことは大事です。

 

どんなスタイルのトレードでも、大きな損失の回避は第一に心がけてみてください。

 

長期取引にせよ短期のみにするにせよ、少額から行う、無理をしない、損切りする場合も決断良く・・というのは、やはり大事だと思います。